2011-06-17

なつかしい昭和時代のグッズが再び

電力不足により、省エネ・節電ブームが今まで以上に盛り上がりを見せています。LED電球やソーラー発電グッズもそうですが、この夏は蚊帳(かや)が人気だそうです。
蚊帳は、エアコンが普及していない昭和の時代にはどこの家にもあり、夏になると蚊やその他の虫を防ぐために利用していました。窓はもちろん、雨戸も開け放って、自然の夜風を取り入れながら、家族がひとつの畳の部屋で寝たものです。戸を閉めて鍵をかけなくても、物騒だなどと感じなかったくらいなので、そんなところに平和な日本の姿があったようです。

昼間の直射日光を避けるには、よしずなどが使われていましたが、そのよしずも今年の夏は人気で、品薄ぎみだそうです。電気も使わず、涼しく過ごせるならそれに越したことはありません。

ファッション界にも変化があり、甚平やステテコなどが見直されています。何と女性用のステテコも登場し、その名を「レディスコ」というのだそうです。そして、ステテコ姿に似合うものと言えば、下駄です。下駄も昭和初期くらいまでは普段履きとして多く利用されていましたが、舗装道路が増えるにつれ、姿を消して行きました。
ところが、下駄は履いているうちに足を刺激し、健康にも良いことがわかってから再び愛好者が増えて来ました。
電力不足は、なつかしい昭和時代のグッズを呼び戻すきっかけになっているようです。

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