2014-08-19

中高年の登山愛好者が増加

登山ブームと言われる現代ですが、最近は中高年世代やシニア層の登山愛好者が年々増えているそうです。かつては若者のスポーツだった登山が、なぜこれほど中高年層を惹き付けるのか、それは実際に山に登ってみなければわからないのかもしれません。
思い荷物を背負って、体力を消耗しながら歩くのだから決して楽ではない。それでも、澄んだ空気や木々の緑、鳥の声や可憐な草花など、歩くことのつらさ以上の魅力が登山にはあって、それが中高年を惹き付けるのかもしれない。
また、日常生活から離れて心身ともにリフレッシュできるのも登山の大きな魅力と言えるようです。

ところが、山での遭難事故が増えているのもまた中高年・シニア層の登山者だそうです。特に最近の日本はいきなり局地的に豪雨に襲われたり、突風に襲われたり、冬には大雪になったりと、天候の異変が激しくなっています。遭難事故を防ぐためには、今まで以上に十分な装備と事前の情報収集が必要です。自然を甘く見たり、体力を過信してしまうと、楽しいはずの登山が悪夢へと変わってしまいます。
「他の人に迷惑をかけるから」とか、「せっかく来たのだから引き返したくない」といった理由で、天候が悪くても、体調が悪くても登山を決行してしまうというケースが多いそうですが、その結果が遭難事故につながってしまっては、悔やんでも悔やみきれません。
自分の体力や技術に合った無理のない計画を立て、天候の異変に直面したら引き返す勇気も必要と言えます。


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