2012-05-18

竜巻に備える保険は?

このところ、不安定なお天気が続いています。テレビの天気予報のコーナーでは、「雷や竜巻が発生するおそれがありますので注意してください」とのコメントが毎日のように聞かれるようになりました。
5月6日に関東地方を襲った竜巻では、1000軒以上もの住宅が壊され、そのほか車や農作物も大きな被害を受けましたが、日本でもこのような自然災害が発生しうることを改めて認識しました。

茨城県及び栃木県の被災地域では、災害救助法と被災者生活再建支援法が適用されることになり、公的支援が受けられますが、自宅が全壊した場合などの支援金は、最大300万円となっています。
何とか自分でも竜巻に備える保険に加入しておきたいところですが、「竜巻保険」というものは存在せず、「火災保険」で竜巻被害も補償されるようです。
殆どの火災保険には、「風災・ひょう災・雪災」の補償がついていて、火事以外にも竜巻や台風などの風による被害や、ひょうによる被害、雪や落雷による被害もカバーされます。ただし、一般的に被害額の最低限度額が定められていて住宅総合保険・住宅火災保険の場合は、被害額が20万円未満では保険金の請求ができないようです。
しかし、家屋が全壊した場合など、地震保険では1部しか補償されませんが、竜巻被害の場合は火災保険によりほぼ全額が補償されるので、その点は心強いかもしれません。
補償額や補償の割合は、保険会社により色々あるようですが、火災保険に入る場合は必ず「風災・ひょう災・雪災」の補償がついているものを選べば間違いないようです。
なお、竜巻によって車が破損するなどの被害を受けた場合は、自動車の車両保険により補償されます。

2012-05-02

大卒の求人倍率が回復

若者の就職難が問題になってから数年が経ちますが、少しだけ明るさが見えてきたようなニュースがありました。
2013年卒業予定の大学生および大学院生の民間企業の求人倍率が、5年ぶりに回復したことがリクルートの調査によりわかったそうです。
大卒の求人倍率は、2008年秋のリーマンショック以降、世界的な景気悪化の影響を受け、下がり続けて来ました。それでも2009年卒は2.14でしたが、2010年卒は1.62、2011年卒が1.28、2012年卒が1.23と年々減少傾向が続いていました。それが2013年卒は、0.04ポイント上昇の1.27倍となり、ほんの少し回復のきざしが見えて来たそうです。

しかし、まだまだ懸念材料はたくさんあります。大企業の求人数が増加しても中小企業の回復が遅れていること、円安傾向が再び円高傾向になるのではないかといった不安、電気料金のアップ、欧州の金融不安・・・。
また、東北地方では東日本大震災の影響もあり、雇用環境の改善にはあと少し時間がかかりそうです。

とはいっても、日本の将来を担う若者の仕事がない状態が続けば、日本という国自体が衰退して行ってしまいます。このまま求人倍率の上昇が続いて、いずれは2倍以上にはなって欲しいですね。

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