2012-03-10

地震保険の補償範囲

東日本大震災後に加入者が急増したという地震保険ですが、地震保険は単独で加入することはできず、火災保険に付帯する形になるそうです。
火災保険は、一般に火災による建物や家財の損害は補償されますが、何と地震がもとで発生した火災による建物や家財の損害は補償されません。
現在、首都直下型の地震が懸念されていますが、巨大地震が都市部を襲った場合、地震そのものによる被害よりも火災による被害のほうがはるかに大きくなると予想されています。家や家族を守るためには、やはり火災保険のほかに地震保険にも加入しておいたほうが良さそうです。
地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30%から50%の範囲で設定するようになっており、建物5,000万円、家財1,000万円が上限となっています。
地震保険の補償範囲は、「地震による火災で家が焼失した場合」のほかに「地震による家の倒壊や埋没」「火山の噴火による家の損壊」「津波による家の流出」となっています。
保険金の支払いは、全損、半損、一部損の3種類に分かれていますが、全損の場合は保険金額の全額、半損の場合は保険金額の50%、一部損の場合は保険金額の5%となっています。
このように、火災保険の補償額に比べて地震保険の補償額は少なめですが、いきなり家が壊れてしまった場合を考えると、大きな助けになることは間違いなさそうです。
地震保険は、すでに火災保険に加入しているのであれば、後からでも加入できるようです。

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