2011-09-17

パソコンの買い替えはちょっと待とう

新しいパソコンの買い替えを検討している方は、ちょっと待ったほうが良さそうです。
来年、マイクロソフト社から新しいOSであるウィンドウズ8(Windows8)が発売されるからです。マイクロソフトでは、ほぼ3年ごとに新しいOSを発売していますが、2012年に発売される予定のウィンドウズ8は、かなり大胆な変更が行われているようです。

そのひとつが、米アップル社の多機能端末iPad(アイパッド)でおなじみのタッチパネル方式です。パソコンを起動すると、従来は色々なアイコンが並びますが、ウィンドウズ8では、四角形に区切られたタイル状のアイコンが並びます。カラフルな四角形を指でタッチすることにより、それぞれのアプリケーションを起動することができるようになっています。
画面下に現れる仮想キーボードから文字入力もできるようになっているため、パソコン初心者や中高年世代、シニア世代にはありがたい機能と言えるかも知れません。また、携帯端末に慣れている若い世代にも、違和感なく受け入れられそうです。
もちろん、今まで通りキーボード入力やマウス操作もできるので、ブラインドタッチをマスターしている方は、キーボードからの入力のほうが速くできます。
また、ウィンドウズ8は、起動時間が大幅に短縮され、わずか数秒で起動するとのことです。ARMが設計した低消費電力プロセッサに対応しているため、消費電力もかなり抑えられています。

マイクロソフト社では、このウィンドウズ8を2012年の新学期シーズンに合わせて来年7月あたりには店頭に並べたいと考えており、遅くとも年末商戦期までには発売したいとしています。

2011-09-06

たばこ税増税は誰のため?

小宮山洋子厚生労働相がたばこ税を100円ずつ引き上げて、最終的に1箱当たりの価格を700円にすべきとの見解を述べましたが、この発言が色々なところで波紋を広げているようです。
安住淳財務相はこの発言について「個人的な見解。ご高説は承るが、所管は私だ」と不快感を表明。さらに日本たばこ産業(JT)は、東日本大震災の復興財源とするなら、たばこ増税よりも政府が保有するJT全株式の売却が望ましいとしています。

このようなニュースを見ていると、たばこ増税はいったい誰のために行うのかと不思議に思わざるを得ません。小宮山洋子厚生労働相は、税収増と言うよりも国民の健康のためとしているが、一方で1箱700円までは税収は減らないとの見通しも示しています。これでは、まるで国民の健康と税収とが両てんびんにかけられているような感じです。日本たばこ産業(JT)が、価格引き上げに伴う売り上げ減を心配するのは仕方がないとしても、安住淳財務相は税収が減ることをもろに心配しています。

私達国民は、たばこの値上げに一喜一憂するよりも、きっぱりと禁煙したほうがよほど賢明かもしれません。たばこは、昨年の10月に、1本あたり3.5円の増税が実施され、1箱300円のマイルドセブンが410円になりましたが、禁煙すれば、毎月のたばこ代が浮くことになります。その浮いた分を生活費に回したり、預貯金に回したり、あるいはたばこを吸ってしまったと仮定して投資に回せば、10年、20年後には、かなりの資産が作れます。もちろん、健康にも良く、病気になって入院治療費がかかるという確率も減るので、良いことづくめです。

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