2014-07-23

梅干の疲労回復効果に期待

梅雨が明けて暑い日が続くと、食べたくなるのが梅干です。おにぎりの中に梅干が一つはいっているだけで、食欲が増しますが、梅には食欲増進効果のほかに疲労回復効果もあるそうです。
梅の主成分はクエン酸ですが、このクエン酸には疲労物質の乳酸を分解してエネルギーに変える働きがあります。また、血液の流れを活発にし、新陳代謝を促進する作用があるため、老化防止も期待できます。

最近は、減塩梅干というものが人気ですが、1日3個くらいの梅干ならあまり塩分を気にしなくても良さそうです。塩分を摂りすぎると血圧が上がるからと、塩抜きしてしまうとかえって梅干のすばらしい効果が期待できなくなってしまいます。酸っぱくて塩辛いのが梅干なので、この塩辛さがあるからこそ何年もの保存が可能になっています。
塩分が少なすぎると、梅干の殺菌効果や腐敗防止効果、食中毒予防効果もダウンしてしまいます。
また、夏は汗をかくので、ある程度の塩分が体内にないと熱中症の危険が高くなります。

朝食時に梅干をひとつ食べておくことにより、血液の流れが活発になるので1日の活動が楽になります。そして、夕食時に食べる梅干には、疲労回復効果が期待できます。
「梅は三毒を絶つ」とか、「梅はその日の難逃れ」とよく言われますが、これも梅の健康効果をよく表わしています。
暑い夏を乗り切るには、梅干は欠かせない食品かもしれません。

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