2012-07-11

大豆の価格が高騰

日本では、大豆はなくてはならない食品ですが、7月9日のシカゴ商品取引所(CBOT)の大豆先物相場が過去最高値を更新したとのニュースがありました。
アメリカでは、主に中西部で大豆が生産されていますが、その地域の天候不順により生産量の低下が予想されるため、価格が高騰したものと思われています。
また、アメリカでは石油燃料からバイオ燃料への代替政策を推進していることもあり、大豆やトウモロコシが食用よりバイオ燃料のほうに流れていってしまうことも大豆価格高騰の原因のひとつにあげられています。

日本では、大豆はしょうゆや味噌、納豆、豆腐、きな粉、油揚げなど、いろいろな食品の原料になり、ほぼ毎日の食卓に大豆製品は使われます。
日本人1人の大豆消費料は、アメリカ人の約2.7倍とも言われますが、自給率は何と3割くらいしかありません。世界最大の大豆生産国のアメリカで価格が高騰すれば、その影響はまぬがれないと思われます。

最近は、大豆の健康効果も広く知られるようになり、多少は高価でも安全な国産大豆を求める人が増えて来ているようです。大豆の収穫量は天候に左右されやすく、日本ではほかの農産物と同様に機械化も遅れていることから、年々生産量も減少しているそうですが、私達消費者が国産大豆に目を向けることにより、わずかずつでも自給率がアップするのではないかと期待をよせています。

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