2010-05-26

デジタルアクティブシニアが増えている

若者の間ではパソコンや携帯電話が普及し、インターネットの利用はもはや当たり前の時代になっていますが、50代から70代のシニア層でもインターネットを利用する人が増加しているそうです。

ノートン セキュリティ製品でおなじみの「シマンテック コーポレーション」が全国の50代から70代の男女900名のインターネットユーザーを対象に、インターネット調査を実施したところ、「テレビよりパソコンを利用する時間が増えた」が61%、「テレビよりもパソコンを利用している方が楽しい」が56%という結果になり、テレビよりもインターネットを楽しむシニア層が急増していることがわかったそうです。
このようなシニア層を「デジタルアクティブシニア」と言うそうですが、我々中高年層でも確かにテレビよりは、パソコンの前にいる時間のほうが長いようです。

テレビは、提供される番組が決められており、どちらかと言えば受身の媒体ですが、インターネットなら好きな動画を選んで見たり、音楽を聴いたり、書籍を読んだり、ゲームをしたり、ネットショッピングを楽しんだり、世界中の人と交流したりとありとあらゆることができます。
やりたい事を自分で選ぶことができるというのが、インターネットの大きな魅力と言えますね。
「デジタルアクティブシニア」層の増加は、当然のことかも知れません。

シニアのセカンドライフ・ナビ

2010-05-19

定年後の起業資金の平均額

定年退職後も何らかの形で働き続ける人が増えています。
今までの勤務先で再雇用されたり、新しい勤め先を見つけたり・・・。アクティブシニアと言われる現代のシニアは本当に活動的ですね。

定年後に独立・起業するという人も年々増えています。起業資金を融資している「日本政策金融公庫」というところがありますが、ここのアンケートによると2009年に60歳以上で起業した人は、全体の6.5%にもなるそうです。なんと10年前の2倍以上になるそうです。

40代、50代の中高年世代は職場での仕事の責任も重く、大変な時期ですが「いずれ独立・起業して夢を実現させたい」と考えている人が多いということにもなりますね。
そこで、気になるのが起業する時の資金です。日本政策金融公庫の調査では、2009年度の60歳以上で起業した人の平均資金は585万円だったということです。自己資金はこのうちの3分の1程度で、残り3分の2は融資でまかなっているという人が多いようです。

どのような分野で起業するかにもよりますが、定年後に独立・起業したいという夢を持っている中高年の方は、起業資金として約200万円ほど準備しておけば何とかなりそうです。

2010-05-11

外貨建てMMFは外貨預金よりも有利

外貨投資で、外貨預金と並んで人気のあるのが「外貨建てMMF」ですね。
「MMF」とは、マネー・マーケット・ファンドを略したもので、ファンド(投資信託)の一種です。
ファンドの元本は保証されていませんが、格付けの高い米ドルなどの公社債を中心に運用されるので、外貨預金と同様に比較的安全な投資法と言えます。

「外貨建てMMF」は、円建てのMMFと比べると金利設定が高めになっており、定期預金のような満期もなく、契約の翌日から手数料なしでいつでも解約が可能というメリットがあります。
またドル建ての場合、外貨預金の為替手数料は往復で2円かかりますが、外貨建てMMFの場合は往復で1円で済みます。証券会社や銀行により多少の違いはありますが、ユーロ預金の場合は往復3円、ユーロMMFの場合は往復1円60銭という設定が多くなっています。

外貨預金は利回りが決まっていますが、「外貨建てMMF」は、運用成果に応じて分配金を受け取る仕組みになっているため、場合によっては元本割れや為替リスクがあるというのが一番のデメリットかもしれません。
しかし、外貨預金が預金保険機構の対象となっていないのに比べ、外貨MMFは投資信託のため、万が一購入した証券会社や銀行が倒産しても、資産は別管理されているため影響を受けないという強みがあります。
また、毎月末に分配金が元本に加えられるので、利息が利息を生む「複利効果」も期待できるという楽しみもあります。
「外貨建てMMF」を始めるために必要な予算は1万円程度のところが多いので、気軽に始められるとうのも人気の秘密ですね。

外貨投資は、「円高の時に預け、円安の時に引き出す」というのが基本なので、今がチャンスかも知れません。検討してみる価値はありそうですね。

2010-05-08

外貨預金で外貨投資を考えてみる

今後の資産運用を考えた時、日本円だけで大丈夫か・・・と不安になる事があります。
円高、低利回りの今は、外貨投資を考えてみるチャンスかも知れません。
外貨投資の中で、初心者が一番取り組みやすいのが外貨預金ですね。

外貨預金とは、日本円を「米ドル」「ウォン」「ユーロ」など、外国のお金で預金することをいいます。外貨預金には、普通預金と定期預金があり、預けたお金には一定の利息が付きます。
このシステムは日本円の預金と同じで、普通預金はお金の出し入れが自由ですが、定期預金は原則として満期日前にお金の引き出しや中途解約ができない事になっています。

外貨預金の一番のメリットは、金利が高い事ですね。外貨預金には金利20%という商品まであるそうです。その上、為替動向次第では、金利に加えて為替差益を期待できます。「円高の時に外貨を購入し、円安の時に外貨を円に戻す」ということが外貨預金の基本になりますが、外貨購入時と売却時の円相場の差額が大きければ大きいほど、より大きな利益をあげることができます。

ただし、外貨預金の元本・利息は外貨なので、円から外貨に交換した時の為替レートと、外貨を再び円に戻して受け取る為替レートとの差によって、為替差損益が生じ、元本割れとなる可能性もあります。
これが外貨預金の一番のリスクかも知れません。

初心者向けの外貨投資には、外貨預金の他に「外貨MMF」というのもありますが、こちらも為替の動きによってメリットもリスクもあるようです。
しかし、今後の資産運用を考えた場合、やはり為替の変動や外貨投資に目を向けておくべきかもしれませんね。

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