2012-01-10

老後資金確保に不動産投資信託(REIT)

一昔前までは、60歳から支給開始だった年金が、徐々に65歳からになり、将来はひょっとして68歳からになる可能性もあります。
ところが、60歳以降も仕事があるかどうかわからない、たとえ仕事があったとしても健康で働き続けられるかどうかわからないという不安定な時代になってしまいました。
今後は、自分の老後の生活は自分で守るしかないのかも知れませんが、老後の収入源のひとつに「不動産投資」というものがあります。不動産投資は、アパートやマンションを所有してそれを賃貸し、家賃収入を得るというものですが、軌道に乗れば安定収入を得ることができます。
しかし、不動産を所有するにはそれなりの元金が必要であり、建物が老朽化すると修繕やリフォームも行わなければなりません。空き室が増えたり、家賃の滞納などが続くと、収入も減少します。

そのようなめんどうな管理やリスクを負わなくて済む投資法が「不動産投資信託(REIT)」です。不動産投資信託は、1960年に米国で誕生したもので、投資家から集めた資金で不動産を運用し、そこから生じる賃貸収益や売却益などが、投資家に配当されるというものです。不動産を自分で管理しなくても、運用会社に全てまかせることができます。
日本では2001年に2銘柄でスタートした比較的新しい投資法ですが、現在はオフィスビルのほか、店舗や各種商業施設など、投資先も増えているようです。
「不動産投資信託(REIT)」は、いくつかのリスクもありますが、アパートやマンションを所有するという不動産投資に比べて小口資金から投資を行うことができるというメリットもあります。
老後資金確保のひとつとして、検討してみる価値がありそうですね。

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