2011-07-21

うなぎと土用丑の日の関係

今日は土用の丑の日ということで、スーパーの店頭では、うなぎがたくさん並べられていました。中国産と国産とがありましたが、中国産のうなぎは一串500円前後、国産のうなぎは一串1000円前後と昨年よりかなり高価です。いつもなら、人だかりができているはずが、今日はうなぎを買っているお客さんはまばらでした。

ところで、土用の丑の日にうなぎを食べるという習慣は、江戸時代に始まったと言われています。
当時の学者で発明家である平賀源内が、夏にうなぎが売れないと嘆いているうなぎ屋さんに、アドバイスをしたことが元になっています。源内は、「丑の日にウの字がつくものを食べると暑さ負けしない」という言い伝えからヒントを得て「本日丑の日」と書いた看板をうなぎ屋の店先に貼ることを勧めたそうです。
それから、夏にうなぎが売れるようになり、他のうなぎ屋さんもそれを真似るようになり、いつしか土用の丑の日には、うなぎを食べるという習慣が定着して、今に至っています。

確かにうなぎは、ビタミンB類をはじめ栄養価が高く、夏バテ防止や疲労回復にも効果があります。真夏にうなぎを食べるのは、健康にも良さそうです。
しかし、外国産のうなぎよりは国産のうなぎのほうが安心でおいしいので、国産のうなぎを食べたい。できれば習慣どおりに土用の丑の日に食べるのが良いのですが、クリスマスケーキと同じく、少し日にちをずらすと価格が安くなります。本当においしい国産のうなぎを食べるなら、丑の日にこだわる必要はないかも知れませんね。

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